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トマトチョコミントシェイク

小説やライトノベルとか読んで、音楽聴いて、その感想を書く

Farewell,ours 夏と田舎と青春ばかりじゃいられないな静かな奇妙さ

☆☆☆☆ ファミ通文庫

夏だ!田舎だ!!青春だ!!!んなんもう正直どうだっていいからサマーランドでもいってろやってかなりのローテンションから中盤の奇妙さが薄く光り始めてからかなりのハイテンション。

わたしゃ正直、びしょーじょげーむのライターさんは疎く、なんとなく本作の作者やイラストレーターさんもきーの人だくらいの認識。インターネットってすごいですね。こうなんとなく知識が偏ってバンバン入る。fateなんて一回もプレイしたこと無いのに何故かなんとなくあらすじ分かるし。

まぁとりあえずその筋じゃ有名な人ってのはなんとなく知ってるし、とりあえず買ってみたんだけれども。まぁぶっちゃけ序盤は夏田舎青春は鉄板だけどもうお腹いっぱいな気分とキャラ付けとかも薄いのも一因してるのか会話文で誰が誰と喋っとるのかとか情景とか。そこんとこ。の把握難しく、中々物語にプットインマイヘッドできなかった。

もうぶっちゃけきついきついの序盤から中盤に入り始めるとそれも変わり始める。最初の方から薄っすらとした奇妙さがあったが、それがどんどん露わになって来始めてから。そっから面白くなってきた。

主人公たちの周りが?それとも自分自身が?あらよあらよとキミョーキミョー。キレイキレイは石鹸。そっから謎とけ始めるまでどんでん返しだ倍返しだみたいな感じではなく、あくまで夏だ田舎だ青春だのノリで緩やかに優しく真実が分かっていくその読み心地がとても面白かったです。

あくまで緩やかあくまで優しくあくまで爽やか。緩やかだけれど物語にどんどこひきこまれるわ、そこが面白かったです。

だからお兄ちゃんと呼ぶなって! ミテイルセカイヲジンジルナ

☆☆☆☆☆ ファミ通文庫

四百二十連敗ガールの作者の久々の新作。凄い。とにかく凄いので戻ってきた。本当に凄い。これはもう押し付けがち推します。凄いから読んで。

記憶喪失の主人公。自分の過去が思い出せ無い。そんな中、ブラコンな妹モモと再会する。
記憶喪失に加えて、なんと両親が他界しておりかつ、主人公も過去は超ド級のシスコンで学校では浮きがち。そしてそんな過去はあくまで他人のエピソードって感じで受け入れる事が出来ず戸惑う。

とかなりガワは重めな設定なんだけれどもこれがまた読み味とても軽くてコミカル。さすが四百二十連敗ガールの作者、コメディが前作よりもさえてる。すんごく軽やかスキップしてるのかっつーの。

過去の自分はトンデモ野郎でシスコン野郎で戸惑い、さらにブラコンな妹もぐいぐいくる。その他の登場人物も主人公の過去と今のギャップに様々な反応をして、再度関係を作っていく。それまた面白い。

とりあえず過去を取り戻す事はできない戸惑いつつも妹と先に進んでいくって感じでラストにどでかい伏線。どでかい爆弾。個人的にゼーガペインだ!記憶喪失の主人公が過去の自分の痕跡に戸惑うの、これってゼーガペインだ!!と自分の好きな作品を連想させられはしゃいでた。ミテイルセカイヲジンジルナ。

そうこの作品、コメディとしてるけれどもちゃんと重めなシリアスなもんも置いていく。そのバランスがめちゃ楽しいわ、加えて前述のラストのどでかい爆弾に加えて、色々と伏線を仕込んでるのね、主人公は誰に車轢かれたのか?物語のスタートで医師が事故云々は自分が対応するとか?モモの間違えた発言とか?もう一人のヤンキーモモは次巻でるのか?(個人的に凄く出て欲しい)?主人公の過去は?何故暴力事件を起こした?などなど。露骨にブワァーっと伏線散りばめてくんのね。正直、気になるし。絶対続けてください、ファミ通文庫。2巻打ち切りも止めてください。絶対になるって、この作品、傑作になるってこれ。

とりあえず迷ってる場合でもキョーミネーワって場合でも無いです。読むべきです。恐らく。

佐々木丸美 雪の断章 まるで雪のようだ

☆☆☆☆☆ 創元推理文庫

雪の断章 (創元推理文庫)

雪の断章 (創元推理文庫)

舞台が札幌。しっとりと降り注ぐ雪のようにミステリなのに優しい読後感に包まれて終わった。大変美しい話で面白かったです。

孤児院にいた少女 飛鳥が金持ちの本岡家に引き取られ毎日のように虐げられる。そして、たまたま雪の街で出逢った青年 裕也の所へ逃げ込み育てられる事になる。少女の半生を描いた作品。裕也とその友人である史郎やその周りの人々に愛されながら、そして様々な心の機微が流れ成長していく。また離れていても本岡家との因縁からは逃げられず。

この作品の面白かった所は、等身大という訳では無いが、主人公の少女 飛鳥が弱い人間であるからだと思う。他人を信頼できず自分の中で纏めてしまい、弱いからこそ強がる、自分だけの視点で敵と定める。そんな飛鳥だからこそ周りから裕也と史郎の二人から優しさを。そして愛へと形を変えていく。その弱い飛鳥の視点で物語が綴られるからこそ、飛鳥はもちろん、周りの人々の心の動きが歯がゆく何よりも切なく、そして暖かく感じる。

途中、ミステリ作品て事もあり殺人事件が起こるのだが、それも飛鳥の一生の一つのファクターのように、結局は飛鳥の心の動きと成長させる一つの出来事のような感じ。もちろんそれもこの作品にとっても大事な部分であるが、飛鳥の人生の切り離す事はできないが、あくまで一部分。

幼い少女が成長していき一人の女性として成長していき、それを丁寧に周りの人々の想いを交えながら。丁寧に繊細に描いた、とても面白い作品でした。まるで雪のようだ。

灰と幻想のグリムガル 9 集中できない辛い毎日に集中できる面白さ

☆☆☆☆☆ オーバーラップ文庫

今日、グリムガルの発売かと思うとびっくりするくらい色んな事に集中できなかった。グリムガル読み始めたらびっくりするくらい集中してた。音が聞こえなかったは、全く嘘だけれどそんなん気にしてられないさせてくれない。もっとちゃんとした人間になってから死のうと思った。とりあえず明日を生きよう。今は幸せだ。どうもありがとうございます。

という訳でグリムガル9巻。とんでもなく面白かったです。今回は、ハルヒロの視点が少なめで仲間達の視点で語られるのがメインだったのだけれど、ハルヒロが中間管理職ばりに悩み苦しみ踠いて、それでも必死にリーダーとして懸命に足掻いてるのを仲間はちゃんと見てた、ちゃんと知ってた、ちゃんと想ってたというのが存分に伝わり、あぁ本当にこの物語はなんて素晴らしいし面白いし心こみ上げるし、本当になんてなんてなんて好きなんだ。好きなんだ。灰と幻想のグリムガル
ってのを改めて分かってベリーサンクス。サークルKな巻でした。

まず本当に今まで余す事なくその不器用さを見せつけてくれたランタ。不器用にハルヒロを信頼している。不器用に強く生きていこうとしている。寄り添わない強さを主張しているが、そんなカッコよくない人間じゃない彼の最後の行動はとてもかっこいい。本当にどんどん魅力が増す。

メリィは、今回の展開でハルヒロに対して想う気持ちの糸がこんがらがっているのが一つ一つ解けちゃいるけれど、それを自覚できないのが可愛らしい。嫉妬をする姿。ハルヒロを求める気持ち。信頼する心。本当に良かったよ。繰り返すけれど本当に良かったよ。まだ繰り返せるよ。本当に良かったよ。メリィ視点でハルヒロに対してやきもきしている時、あぁハルヒロはきっと今こうやって自分を卑下しつつやきもきしてんだろうなぁと想うとままならない。本当にどうもありがとうございます。御礼は尽きることの無しなのでもう止めときます。

クザク、ユメ、シホルもそれぞれ色んなカタチで進んだり過去が見えたりしてきて、とても楽しかった。一歩踏み出すシホル。とても最高。

物語としては、先に進むというよりも少し立ち止まりのような展開だったのだけれど、この立ち止まりで登場人物の気持ちが一歩進めた。そんなような内容でした。とても面白い。カムヒアバスストップ。

まだ。まだハルヒロ達が思ってるように。先が見えない。果てしない旅路だけれど、わたしゃ追い続けるよ。こんなん追い続けるよ。そのためには、ちゃんとした人間になろう。ちゃんとしなくたって別にこの物語はめちゃ楽しめるし、いいかなぁと気持ちも。。。

とりあえず興奮してる事は確かです。

おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ 15 読みました

☆☆☆☆ 富士見ファンタジア

読み進めて恋ヶ崎の妹忘れてない?読み終わって恋ヶ崎の妹忘れてない?がまず第一の感想。

就活って一度落ちたところの二次募集って受けれるんだっけ?とかこんな若く結婚したら大変じゃね?あーだけど小説家だし一応2馬力かとか、少し読んでて現実に引き戻された自分にウンザリ。

大学生編は恋ヶ崎とのイチャラブをやろうとしてるしやるべきなんだけれども話を動かすために他のヒロインを投入させてるのがなぁ。なんか色々誘惑が降り注いでるけれど回避していくサマがゆらさんとまことさん。

まぁ面白かったです。

夏の終わりとリセット彼女 読みました

☆☆☆☆ ガガガ文庫

夏の終わりとリセット彼女 (ガガガ文庫)

夏の終わりとリセット彼女 (ガガガ文庫)

曖昧なカタチで付き合ってて彼女の記憶が無くなる。そんな彼女と再度関係を持ってく主人公の心の動きも素晴らしい。そして再度主人公を好きなっていく彼女も素晴らしい。チャリで駆け抜ける事は青春なんだって。

ステージオブザグラウンド 閉塞してるだけじゃいられない

☆☆☆☆ 電撃文庫

とても面白いです。閉塞している環境、そして主人公達の心。過去の仲間と再会する事で再度野球と向き合っていく。

1巻ではまだスタートラインに立つ前のウォーミングアップくらいなんだけれども面白い。

野球って攻守ハッキリ分かれてるし、駆け引きとかも重要だから結構文字媒体でも面白いんだなぁと。しかしまぁ試合になったら、まあ切り取ってやってくんだなぁと。

野球はもちろん恋愛とか友情とか青春とか葛藤とかもっともっと面白くなりそうなんで、続きを読みたい。